自己紹介: ベジタリアン編

2018年7月26日家族と自分

ベジ生活を始めた訳

私は、五、六年前から、牛肉、豚肉、羊肉、など、四足の動物は食べません。
鶏とか魚は食べるので、所謂ビーガンのような完全ベジタリアンではありません。それでも、肉類を避け、食べ物を選んで偏食する意味ではベジタリアンなのでしょう。
ベジ生活を始めるまでも、食事を選んでいました。私は、花粉症がひどくて花粉の季節に焼き肉、ビールを頂くと、次の日の症状が悪くなるのです。そこで、春先は牛肉を控える生活を何年かやっていた事がありました。
完全に四つ足を避けるのようになったのは、そんな経験も関係があります。ただし、決定的だったのは、一緒に働いていたインドのオフショアベンダーのインド人との会話です。インド人は、ベジタリアンが一般的で、その彼も卵すら食さない完全ベジタリアン。ところが、聞くと元々はインド人には珍しく肉類を食べていたと言います。ベジになった理由は、医者のアドバイス。お腹を壊して医者にいったら肉を止めろと言うのが処方だったとか。それから、肉をやめて体調が良くなって続けているのだとか。
ちょうどそんな話を聞いた頃に新聞のニュースで花粉症の原因にある種ののたんぱく質が関係がある、というのを読み(どんな記事だったか忘れてしまいましたが)ました。私の春先の牛肉の経験もあり、いっそ、インド人の様に肉をやめてしまえば、花粉症が改善するかも、と思いました。ただ、完全ベジタリアンは、家族への影響もあり、ハードルが高いです。知り合いのインド人の中でも、鶏肉は食べる、と言った緩いベジもいたので、まずは四足は食べないルールを自分に課し、一年限定で初めてみることにしました。

ベジで変わったこと

一年間の予定が、一年、また一年と、年を重ね、いつから始めたのたのか思い出せないくらい続き現在に至ります。多分、五年くらいになるかと思います。
さて、花粉症は治ったでしょうか?
いえ、治りません。年齢と共にひどくなってる気もします。この話を人にするとオチに笑われますが。しかし、本人は気にしてませんで、きっと、肉食べてたらもっとひどい症状になっているものと考えています。なので、当分、辞めません。
人によく、焼き肉とか食べたくなることない?と不思議がられますが、全く食べたいとは思いません。
ベジになって、変わったことかとはいくつかあります。

匂いに敏感になった?

一つは、匂いに敏感になったかなと思います。結構どうでもいい臭いが気になったり、かぎ分けたりします。ベジのせいではない、年のせいかもしれません。でも、それまでは、こんなに敏感ではなかった様に思います。
豚肉や牛肉の焼いた臭いは、結構敏感に反応してしまい、ちょっと気持ち悪い感じを受けます。

家族の肉に対する反応が変わった

私がベジ生活を始めたとき、奥様も協力してくれました。なんで、家で食べるものも、牛肉、豚肉などは出ません。餃子も家で作るのは鶏肉で作ります。
そんな家の食事を子供も続けてていますが、さすがに家族は私ほどストイックではないので、外ではお肉を食べます。しかし、食べたあと気持ち悪くなるらしいです。なので、以前は喜んで食べいていた牛肉の霜降りもあまり喜んで食べなくなってるみたいです。

初対面で話のネタにできるし、親切にされる?

日本人はまだまだベジが少なく、珍しがられるのでネタになります。以前、会社の仕事でイベントの手伝いに大勢で海外出張。その時に、ベジは私だけですが、目立つし、話のネタになりがち。そして、食べられますか?と、食事で親切にされます。はじめの頃は、例えば自分だけ特別に用意してもらったりするのが、悪いなーと恐縮してました。でも、最近はそんな扱いも、楽しめるようになりました。

コンビニ食が困る

コンビニの飯が意外と食べられません。サンドイッチとかも、だいたいハムが挟まっていたり、入ってなさそうで意外と原料のところに豚肉が登場します。
ジャンクフードみたいなのも食べられませんので、結構選択肢が限られます。

日本の本来の食事はいい

私は外食もあまりしませんが、食べる時はもっぱら蕎麦屋です。蕎麦好きなのと、基本、蕎麦って植物性の食べ物で、出汁は動物性でも魚類です。
そして、居酒屋などに行っても、揚げ出し豆腐とか、焼き魚など、シンプルで健康的なつまみが豊富。日本の食事はよいです。
でも、メニューの表記は考えて欲しいものです。海外でレストランに行くと、必ずと言っていいほど、ベジのマークが記載されています。私は、そういう料理を選んで食べることができますが、日本だとあまりみません。2020年の東京オリンピックに向けてはその辺りの国際標準にぜひぜひ近づいてもしいものです。