Nikon D70。昔の一眼レフを使ってみる

2018年10月1日ライフハック

リノベアパートの竣工写真

仙川のワンルーム賃貸アパートのリノベーションが完了しました。いつものように竣工写真を撮ろうと、リノベーションをデザインした一級建築士の奥さまに誘われました。
そこで、撮影に使うカメラで少し議論になりました。
義理の父が、昨年か、一昨年前に購入した富士フィルムのカメラ。それを使って、別の物件の完成時に、部屋の中を撮影してました。ところが、奥さまは、そのカメラだと画角が狭すぎるとおっしゃいます。しかも、撮影の当日にそんなこと言い出します。

13年前に購入したD70

奥さまは、13年も前に購入してすっかり使わなくなった、NikonのD70と24mmのシグマのレンズの方が、広角だと主張し、引き出しから引っ張り出してきました。
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13年も前の一眼レフデジカメなんて、いくら当時の最先端でも、昨今の機種とセンサーの性能や、機能など性能が違います。そもそも、何年も使っていないデジカメなんかバッテリーや、メモリーカードなど、今動くとは思えません。そう考えて、諦めさせようと思いました。
しかし、どうしたことでしょう。とりあえず、充電してみたところ、いけました。メモリーカードも、ちゃんと読み書きできます。ほんとか?と思いつつ使ってみたら、機能も一通り正常に動作します。
結局、この古い一眼レフで撮影することになったのでした。

最近のカメラとの違い

センサーの感度

最近のデジカメはなんと言ってもセンサーが進化してます。
もちろん解像度が上がっているというのもありますが、感度が違います。同じ明るさの写真を撮ろうと思うと、昔のデジカメはシャッタースピードを遅くして時間をかけてとる必要があります。すると動きの有るものがボケます。建築写真で、よく人だけボケたような写真がありましたが、古いD70だと、そんなのがいい感じでとれるみたいです。

1K賃貸の撮影。動きのある被写体
1K賃貸の撮影。動きのある被写体

液晶の性能

一眼レフといえど、デジカメなので、液晶画面が付いていて、撮ったそばから絵を確認できます。が、D70の液晶はまず、液晶画面が小さい。そして解像度が悪い。今時のスマホと比較すると、明らかに絵が悪いのです。ドットが見える感じです。
多分、電池の持ちを気にしているのだと思いますが、液晶がすぐ消えます。シャッターを切った後に、撮った絵が表示されますが、撮影時は表示されません。ファインダーで被写体を確認します。

位置合わせの操作感

義理の父の最新のデジカメですと撮影前に、ファインダーを覗かなくても液晶画面で被写体の確認ができます。その際、ジャイロセンサーも入っているので、水平のガイドが出たりして、位置合わせが非常にやりやすいです。
でも、この古い一眼D70は、被写体をちゃんとファインダーを覗いて確認する必要があります。位置を合わせるためのガイドもあまりないので、本当にファインダー越しに目で確認しなければなりません。私は、それ程写真の専門家ではないので、この作業は結構難しいです。特に、広角レンズで狭い室内を取るには、空間がゆがんで見えないように、カメラの角度や位置を気を配って決めないと、不安定な画角になってしまいます。なかなか厄介な作業です。

そして失敗した…

D70を引き出しから取り出して動作確認をした時に、絵もちゃんと確認すべきでした。一通り現場で写真を撮った後、家に戻ってPCの大画面で撮った絵をみて初めて失敗したことに気づきました。
すべての写真に黒い目立つ点が写っているではないですか。。。
はじめは、壁にゴミでもついていたかな?と思ったのですが、どの写真にも同じ位置に黒い点があります。

竣工写真失敗
撮影したどの写真にも同じ位置に写っている、黒い点。。。

失敗です。。。Photoshopで1枚ずつお掃除が必要です。
この点が、レンズと本体に入ったゴミなのか、カメラが古すぎて、CCDセンサーのピクセルが故障したのかは、これから検証します。