太陽光で電力を節電。オフグリッドで電力の自給自足生活を目指す!

2018年11月26日建築・リノベ

太陽光で電力を節電。オフグリッドで電力の自給自足生活

電力会社にお金を払いたくない??

うちの奥さま、最近は太陽光発電に興味がかなり出て来ているようです。

先日、賃貸アパートの夜間灯の電力をタダにすべく、太陽パネル、電池、LEDが一体になった照明器具を色々取り寄せて実験しました。

賃貸アパートの夜間灯をソーラーLEDで電気代タダに出来るか?!

賃貸アパートの夜間灯をソーラーLEDで電気代タダに出来るか?!第2回

しかし、どれもこれも日当たりの悪い場所では発電する電力が足りない感じ。

日が落ちて暗くなってからしばらくは元気に光りますが、真夜中には既に消灯。防犯の意味もあるので、一晩位は普通に点いててくれないと、実用には使えません。ならば、ちゃんとした大きな太陽光パネルを設置して、電力を確保したい、との事。

これで、夜間灯の電力を電力会社に習わないようにしたいと、本気で考えています。

家庭菜園的な発想

そこで、自宅で試しに実験してみたいから、調べよと、私に仕事が降ってきました。

例えば、リビングの照明器具。発電した電力で、リビングだけでも再生エネルギーを使えないかと。もし、電力切れの時には東京電力に切り替えられるようにしたい、など。夢は広がります。

普通に大規模に屋根の上にソーラーパネルをつけると、普通は業者は電力網に繋いでしまいます。もし太陽光の電力が余ったら、電力会社が買い取ってくれる仕組みがあるからです。

それって、いわばソーラー導入の殺し文句のようなものかも知れません。高額の設備を導入するのに、購入者の背中を押す為の説得材料なのかも知れません。

しかし、うちで目指すのは、言ってみれば家庭菜園です。庭で自分達が少し食べられような野菜を作りましょう、という話に近いのです。

全ての食事の分は賄えませんが、大量に採れたら一食分くらい食べられる日があってもいい。料理でハーブを少し使うから庭にちょっと取りに行って、その料理が完成すればいい。そんな感じ。

家庭菜園で野菜が大量に採れたからといって、農協に転売しょうなどとは決して思わない訳です。

オフグリッド生活を目指すためには

奥さまが目指すのは、東京電力のような電力網に繋いで売電する話ではありません。一方で、ソーラー電池付きの器具で遊びましょう、という話でもない。その中間で、電力網からは切り離して、太陽エネルギーだけである程度生活しましょう、という考え方。食べ物の家庭菜園における半自給自足と同じです。

これような電力の仕組みは、最近はオフグリッドと呼ばれています。グリッドって、電力網のことなので、そのままズバリ、電力網から切り離した状態です。

さて、では、このオフグリッドのシステムをちゃんと提供してくれる会社はあるのでしょうか。少し調べてもめぼしいところはあまり無さそうです。

どちらかと言うと、DIY。つまり、自分で大工仕事をするような感覚で部材を提供してる会社はあるようです。小規模に自宅や賃貸物件向けのソリューション提案はあまりないのかな、という印象。

つまり、

部品としての太陽パネルを買ってきます。

それだけだと、夜には発電しないので、太陽エネルギーを蓄えておく為の大きな電池を買ってきます。

それだけだと、発電と放電の制御ができないので、チャージコントローラーを買ってきます。

それだけだと、太陽パネルや電池からは直流(DC)電力しか取り出せないので、コンセントと同じ100V交流(AC)に変換するインバータを買ってきます。

それらを繋げれば、ご家庭のコンセントから電源を取るように(発電してバッテリーに電力がたまれば)いろんなモノをつなげます。ただし、何をつなぐかによって、パネルのサイズとか、電池の容量とか、インバータの種類は選ばなければなりません。

家庭菜園で、いっぱい収穫したかったらスコップじゃなくて、トラクタのちっちゃいやつが必要、とかなってしまうのと一緒です。

そして、ここで発電した電力を部屋に引き込んで、スイッチを壁に付けて、天井の照明器具につなごうと工事をしようと思うと、免許問題にぶち当たります。

単なる趣味の大工しごとのDIYではなく、電気工事士二種免許がないと、壁の中の工事ができません。快適なオフグリッド生活には程遠いです。

オフグリッドの生活をするのは、中々ハードルが高いようです。お金をかければいいのでしょうが、今のところ何がベストなのかわかってません。

もう少し勉強して、やり方を考えたいと思います。

書籍もいくつか買ってみましたので、次の機会に書評も書いてみたいと思います。