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アート・アンド・ロジック研修体験記

2018年7月31日ライフスタイル

これからは、MBAよりMFAだ、という研修

仕事で研修を受けました。クーポン形式で、自分で仕事に役立ちそうなものを選びなさい、と言い渡されましたので、選びました。研修そのものがあまり好きではないし、会社の研修があまり実になった記憶がないので内心しぶしぶです。リクルートの用意している研修一覧を眺めて、どれもやる気にならないな、と思いながら、ようやく選んだのが、アート・アンド・ロジックというタイトルの研修。講師は、増村岳史さんという方。芸術系趣味の多い私としては、なにやらそそられるタイトルです。早速申し込みして、受講しました。

Master of find art で、0から生み出す発想力

三時間の短い研修です。
その中に、いくつかの個人ワークと最後にグループワークがあります。
研修の冒頭、なんで、アートなのかの説明がありました。曰く、MBAは過去事例からの学びを課題解決にロジカルに活かす。改善が中心になります。
一方、現代のビジネスは新しいものをゼロから生み出す発想力が必要とされます。MFAとは、Master of Fine Artの略だそうです。「素晴らしい芸術修士」(笑)。つまり、MBAが経営の修士課程で、MFAは芸術系の修士課程です。
これまでのプロダクトやサービスを拡張、発展させていくだけではなく、新しいものは芸術系のアプローチを学ぶことで、産み出せるかも知れません。言語化の為の左脳ではなく、イメージや発想の右脳も活用して上手くバランスしてビジネスに活用していく。そんなところを目指した研修のようです。

実際のワークは鉛筆で絵を描く

最初のワークは、鉛筆を使ったちょっとしたお絵かき。
4つの枠の中に、お手本を見ながら、ガシャガシャと早い線を描く、少しカーブした線を描く、均等に並んだ直接を描く、人の輪郭を描く。それぞれで、鉛筆のストロークが異なりますが、その速さのうちどれが心地良いかで、その人の思考の速度が解るんだとか。
別のワークとしては、こんなのがありました。「ルビンの壺」の片側だけが印刷されており、対称の反対側を声を出しながら描くお題です。おでこ、鼻、上唇、下唇、顎、喉、などと、描いてる場所を声に発しながら上から一筆で描きます。
これは、中々不思議な感覚で、声を出すことで、言語化。それによって、イメージを描く役割の右脳が働きが鈍くなります。左側にお手本の顔の輪郭があるものの、同じ様には描けず、言語化して発している言葉に引っ張られて、上手く描けません。
美大の人は、この右脳と左脳を上手く使い分けができる、そういうトレーニングをするのだとか。「デッサン」とうい行為もある意味この体験と同じ意味があるとの講師のコメント。
声を出しながら描いたルビンの壺
声を出しながら描いたルビンの壺。私が描いたのは、右側の線。左側は既に印刷されてる。

マシュマロ・チャレンジも

三時間の講座の最後はグループワークです。パスタでタワーを組み上げて、その上にマシュマロを付けるゲームです。各グループでそれぞれ20本程の細いパスタと、テープや紐を使って、構造のアイディアを出して、作戦立てて、制限時間内に立ち上げます。一番高いタワーを作ったグループが勝者。
このゲームは、チームビルディングや、リーダーシップを学ぶプログラムの中でよくやられるゲームのようで、私も以前やった事があります。私のグループの参加者の一人も懐かしいと言ってたので、多分新人研修などでやられたことがあったのでしょう。
私もMBAを卒業してから既に二年ほど経ってしまいました。実は、このマシュマロチャレンジ、私にとっては2回目。Bond university BBTのMBAのプログラムの入学時、最初のオリエンテーションで、初めて会った同級生達とやりました。そんな何年も前の懐かしい楽しい記憶が甦ります。そして、今回受けた研修で「MBAじゃない、これからはMFAだ」と言われながらマシュマロチャレンジをやるという、このめぐり合わせ(笑)

これを学んだ!?

講師の話は上手です。内容にもそれなりにのめり込めました。
しかし、やったことはというと。。。子供の為にネットからプリキュアの手本を見つけて真似して描いていたような遊びの感覚に近い。つまり、手本を見ながら何枚か絵を描いてみました、普通に普段できちゃうことをやりました、以上、といった感じ。
講師曰く、(言語化した)「ヒト」だと思って描くと、人間にとって頭が重要な要素なので、普通頭が大きく描かれちゃいます、と。そこで、とにかく、線の集合だと思って描いて下さいとの指示。さすがに皆さんの出来上がりを見ると、指示通りに線を真似て描くやり方で、どなたもそれなりに完成されています。
でも、私からすると、手本を見ながら描くのはそうやって描くのが当たり前の話。何の学びがあるのかと。むしろ、絵が上手くかけない人は、言語化された「ヒト」を描こうとするから描けないのだ、と気付きました。つまり、お絵描きが出来ない人の気持ちがわかった事が、私にとっての新鮮な学びでした。
でも、これ、会社からお金出ている研修です。レポートに、「絵が描けない人の気持ちが分かりました」などと報告したら、何しに行ったの?って話になりかねません。
んー。困った。
さかさまの状態の鳥を描く
お手本画像を見ながら、さかさまの鳥を描くワーク。さかさまになっていることで、「鳥」という言語かすることなく、それ自体を意識しないで描く