Qrio Smart Lockの”オーナー登録カード”をなくしたときの解決策?!
こんにちは!
子供が高校生2年の春になり、スマホの使い方がますますネイティブだなぁ、と実感しきり。しずかなかずしです。
みなさん、IoTしてますか?
IoTとは、このブログで何度も登場するIoTとは、Internet of Thingsの略。日本語では「モノのインターネット」と、わかったようなわかんないような日本語で説明されるトレンドキーワードです。
誤解を恐れず、ざっくり言うと、モノにIPアドレスをつけるとネットワーク経由でどこからでもスマホでアクセスできる世界。センサーでも、家電でも、何かモノがネットワークにつながると生活がより便利になる世界。このような世界観を実現する機器や仕組みをIoTと呼んででいるようです。
そこで、今日はIoT機器の1つであるスマートQrio(旧版)を取り上げます。Qrioを使っていて困ったことを解決したお話です。
Qrio Smart Lockとは?
Qrioとは、リモートからドアの鍵を開けられるようにするための電池式のネットワーク機器です。
一般的なドアの鍵部分に貼り付けて、別売のQrio Hub経由でインターネットにつなぐことができ、外出先からドアの鍵を開け閉めできるようになるという便利なグッズです。典型的なIoTグッズといえます。
別売のQrio Hubがなくても、つまりネットワークにつながなくても近距離であればBluetoothの無線によるスマホで操作で施錠・解錠ができます。
Qrioは何世代かバージョンが上がって来ていて機能も向上していますが、その初期バージョンは扱いが区別されており、サイトでは、Qrio Smart Lock(旧製品)と呼ばれています。私が使っているのは、こちらの旧製品です。
以前、このブログでも記事を書きました。スマホ操作は専用アプリ「Qrio Smart Lock」をつかいます。アプリもQrioの旧版と最新版で異なるアプリなので注意が必要です。設置はサムターンに取り付けるのが面倒なくらいで、設定は親切丁寧。アプリの案内どおりにやればなんなく使えるようになります。いくつか仕様に関して気になるポイントもありますが、以下の記事を合せてみてみて下さい。
スマホ買い替え時の注意点「オーナー登録カード」
さて、私はつい最近、Qrioの操作に使っていたスマホが壊れてドコモに修理に出しました。その際、Androidのバックアップ機能を使ってバックアップ後、初期化して修理に出すことになりました。バックアップ機能を使うと、インストールされていたアプリは自動で復元可能ですが、Qrioの設定は消えてしまい、やり直すことになります。この状況はスマホを買い換えるときと同様です。バックアップを取ったとしても新しいスマホのQrio Smart Lockアプリで設定し直すことになるでしょう。
そしてこれが私にとっては落とし穴でした。
Qrio Smart Lockをスマホのアプリで設定する際、「オーナー登録カード」が必要になります。数年Qrioを同じスマホでなに不自由なく使っていましたが、再度設定するには、購入した時に設定に使ったこのカードが必要なのです。そして、数年間みていないこのオーナー登録カード。見当たりませんでした。家中探したのですが、結局見つかりません。古い記憶をたどると部屋の中の整理の際にQrioの箱ごと捨ててしまった気がしてきました。
過去に撮った設定画面のスクリーンショットが出ていたのでみてみたところ、以下のような画面でしっかりと赤文字で「ご注意」があります。
オーナー登録カードを紛失させた場合、新たなオーナー登録や再登録が行なえません。
どうやらやってしまったようです。紛失した結果、Qrioの再登録ができない、つまり、カギが使えない状態に陥りました。
オーナー登録カードの再発行を試みる
スマホを使って家に入れなくなるのは非常に困ります。アプリでは赤字でご注意をしていますが、そうは言ってもなんとかせねばと、サポートに連絡してみました。
結果は、手数料4,400円(税込み)がかかる、との回答を得ました。Qrioに登録したアカウントと本人確認が必要で、しかも郵送で「お申込書」が送られてくるという手順です。とても面倒なことになってしまいました。
確かに、カギが第三者に勝手に開けられるという状況になるのは避けるべきで、カギのIoTとしてはセキュリティは強固であるに越したことはありません。カギが第三者に渡らないようにする仕組みとしてこれだけ強固だと安心です。
が、しかし。あまりにも不便ですし高コスト。
2年前の購入時、Qrio Hubと合せて2万円以上の高額設置費用を支払い、2年間毎日のように便利に使ったグッズです。いまからまた4,400円の出費をして更に何年使うんだろう?と考えると割に合いません。技術革新が早い現代、2年前のQrio Smart Lockはわが家のメインのユースケースであるGoogle Homeにも対応しておらず、Amazon Alexaの施錠のみが可能で解錠はできない、という使い勝手にも不満がありました。
しかも、最近は競合のスマートロックも価格低下が進んでいます。セキュリティはどうなんだ?という心配もあろうかと思いますが、例えば、以下のセサミ スマートロックという製品は、1万円以下でGoogle HomeやAlexa、Siriはもちろん、IFTTTにも対応していますので、さまざまな機器やサービスと連携して便利な使い方ができる可能性が広がります。
そう考えると、今さら4,400円の手数料を支払って、旧式のQrioを再度使えるようにするのは割に合わない気がしてならないです。
オーナー登録カードがない場合の解決策
前置きが長くなりましたが、本題です。
私が、もたもと4,400円をケチって悩んでいると、4月から高3娘が「こうすればいい」という提案をしてきました。
実は、わが家のスマートロックを操作しているスマホは、私のスマホだけではありませんでした。奥さんのiPhoneにもQrio Smart Lockアプリがインストールされており、同様にQrioによる鍵の開閉が可能な状態です。既につかている奥さんのQrio Smart Lockアプリから、「キーシェア」を実行し、有効期限無期限の新たな論理的な「カギ」を作成し、それをLINEでシェアしてもらえばよいのです。
これで、私の新しいスマホでQrio Smart Lockが再度使えるようになりました。
この方法は、1台のQrio Smart Lockを家族等、複数人のスマホで開閉している時に使える解決策です。1台のスマホで開閉していて、そのスマホを初期化してしまったような場合には使える方法ではありませんが「オーナー登録カード」を紛失してしまった場合の1つの解決策として、お試しあれ。
最近はQrio同様の商品が色々出ていますので、使い勝手を試してみたいですね。
自転車用のスマートロックってのも試してみたいです。以下のは、スマホで開けるものではないですが、指紋認証というのも魅力的。