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OZON x 創造不動産のセミナーに行きました

2018年10月21日建築・リノベ

リビングデザインセンターOZONのセミナー

セミナーに一級建築士の奥さまと2人で行ってきました。
自分らしい家づくりは土地探しで決まる ~建築家と組む不動産仲介の新常識~
創造不動産という、不動産屋さんの社長さんで、高橋寿太郎さんという方の講演です。新宿のリビング・デザイン・センター OZONのちっちゃなスペースで観客数名の小さなものです。参加も無料です。
OZONは、新宿の「新宿パークタワー」というビルの中にある、住まいとインテリアに関する情報センターです。その中に、家具やキッチンウエアなどのセレクトショップである、ザ・コンランショップもあり、住まいを豊かにする人々に愛されている場所です。
その場所で、ちょっとした無料のセミナーを奥さまが見つけてきました。

創造不動産とは?

セミナーの講演者である高橋さんの創造不動産とは、東京墨田区にある不動産会社です。ちょっと変わっているのは、12人ほどの社員全員がもと設計士。つまり、建物の専門家です。
うちの奥さまは一級建築士ですが、不動産投資もやっているので、不動産の売買も比較的詳しいです。しかし、一般の建築設計者は、土地の売買には全く関与しません。建築士は、施主から与えられた土地に対して、何を建てようか、と考えるのが一般的。
実は、この創造不動産という不動産屋さんは、そこに課題意識を持っている会社なのです。つまり、通常は、住まいを立てたいと思ったら、購入者は不動産屋さんに行って、土地を探します。しかし、この段階では、どんな建物を建てるのか、建てられるのか?という設計士が気にしなければいけないポイントはわかりません。なぜならば、不動産屋さんは、建物に関する知識がほぼないのです。これは、業界構造がそうなっているからです。宅建というライセンスと、建築設計士のライセンスでは知っているべき内容が全く異なります。お互いがお互いをカバーしていないのです。
一般の人からすると、土地の話と建物の話はとても距離の近い話に聞こえます。しかし、それらの業界に働く人たちは言葉が違う、ということが起こっているのです。多分、それは一般の人は驚きだと思います。私も、奥さまの話を聞くにつけ、何となく、その業界常識は理解していました。
しかし、この創造不動産はそのギャップにメスをいれ、業界構造を変えていこうとしている不動産屋さんなのです。すごい。

セミナーでの学び

なんとなくもやっと理解していた事が、実にうまいこと整理し、わかりやすく課題として浮き彫りにし、建築家と一緒に理想の住まいを立てたい人たちに一つのソリューションを与えている会社です。
うちの奥さまも、土地や建物を探すときは、どんな家が立つのか、建てられるのか、の建築士としての知識を最大限に利用して探します。でも、一般のお客さんにはそれは無理です。それがわかっているので、奥さまは以前から、土地探しから関与するような設計の仕事を求めていました。
高橋さんは、建築士でありながら、その利点を活かして不動産屋さんに業務をフォーカスして行きました。でも、奥さまは、逆に設計士として、不動産選びをサポートできるようなスキームを考えるべきなのではないかと思いました。