奥様の特殊能力(その1)

2018年8月23日家族と自分

うちの奥様は一級建築士です。その奥様は、建築設計意外に、ちょっとした特殊能力があります。
それは、知らない人とすぐに親しくなる能力です。
私は人と親しくなるのに時間がかかってしまうので、余計にそう思います。が、しかし、それを差し引いても、結構な特殊性です。
なにか、人から「この人なら、心許せそう」とすぐに思われてしまうというか、騙されなさそうと思われるのか、すぐに仲良くなります。
実は義父がまた、知らない人にすぐに話しかけて、すぐ友達みたいになる方です。奥様に同じだと言うと嫌がるのでここだけの話です。でも、蛙の子は蛙。いや、おたまじゃくしですが、とにかく同類なのです。

義父のエピソード

まずは、義父のエピソードから。
私達は北海道で結婚式を挙げました。せっかくの北海道です。式が終わった後は、両親と私達夫婦は別々ですが、それぞれで北海道旅行に回ります。
北海道トマム | 水の協会
その旅行でとあるホテルに宿泊したときのこと。実は、その前の日に義理の両親が宿泊したのは知っていました。そして私達が泊まる一日前に一騒動あったようです。
ホテルの夕食に行くと、何も伝えていなかったのに我々の事が筒抜け。新婚で北海道で結婚式を挙げ、その後北海道回っていて、自分達の次の日に娘と婿が宿泊するとホテルの従業員に触れ回ったのでしょう。私達が泊まった日の晩御飯。鯛がでて、大盤振る舞い。従業員に、お父様が教えてくれましたと、嬉しそうにサービスして頂きました。

奥様のエピソード

こんなのは序の口で、奥様の方が一枚上手。
子供がまだベビーカーに乗っていたころの話。表参道(だったかな?)で買い物をしていて、とある女性に声かけられて親しくなったようです。その方は自宅を建設したいと相談してきます。
結局、その街で何気なく知り合ったご婦人の自邸の設計を請け負い、竣工までこぎつけました。なんの知り合いでもなかった、たまたまベビーカーを押してるうちの奥様に声をかけて仲良くなります。最終的には、何千万もする自宅の建設の設計を任せてしまいました。
こちらの写真が、実際に設計した家。
Toshimaen

何でしょう?この、人と仲良くなり、そして、信頼を得る能力。
この人と何かしたいと思わせる能力とでも言うのでしょうか。
上のは一例です。万事がそんな感じなのです。だから、大手ゼネコンを辞めて無職のはずの奥様に何だかんだと仕事が迷い込み、勤めてる訳ではないのに、常に忙しく何かをやっている。そんな状態なのです。

今週の事件

今週はウィーンに娘の音楽留学の引率、その最終週。そこで事件が起こりました。
LINEの情報によると、なんと、プログラムの最終日の演奏会で娘が演奏を頼まれたんだか。確かに、出発前に、最終日の演奏会は受講生のなかから選ばれた人が演奏、とありました。
ただ、うちの娘、練習が足りてなくて、そもそも練習嫌いなので、ムリだろうというのが私の見立て。
でも、選出されてしまったようです。
ちゃんと話してないので状況はよくわかってません。でも、想像ですが、これなども、教授と仲良くなってご贔屓にあずかり、結果として選出されたのでは??と勘ぐってしまいます。
なぜか、偶然街なかでレッスンを受けている教授と会って、ホテルまで教授の車で送ってもらった、とか。その送迎中のビデオが送られてきました。

ホテルまで音大教授に送ってもらう娘と奥様
なぜか、ウィーンで、ホテルまで音大教授に車で送ってもらう娘と奥様

帰ってきたら是非とも真相を聞いてみたいと思います。