「メモリがいっぱいです!」に困ったら…70代の母をだました、スマホの迷惑広告にご用心!
こんにちは!しずかなかずしです。
私が住む東京都世田谷区のからはるか遠く、北海道に70代の母が住んでます。母は、私の遠隔からのセットアップの成果により、ブログを快調に書き続けています。
トラブル発生?!
そんな母から、LINEのメッセージで、教えて欲しいことがある、との支援要請がきました。
(なんとも、事務的なやり取りですが、親子のLINEです)
メモリがいっぱい??
はて?
何のメモリーの事を言っているのでしょう?
写真取りすぎていっぱいにでもなったか?と思い、電話して聞いてみたところ、写真はマメに消しているらしいのです。
母との電話での会話だと、結局何のメッセージが出ているのか、何をしたときに出るのか?などの情報が曖昧になってしまいます。
その理由はなんと言っても用語が分からないこと。「ホーム」と言っても通じません。
覚えて貰えばよいのかも知れませんが、普段スマホを使うぶんにはその用語を知っている必要がなく、たまのトラブル時までに覚えていられるほど、記憶力が良くもありません。何しろもう70後半なので、新しい用語をしっかり覚えているのは難しいでしょう。
結局電話ではわかりませんでしたが、状況を聞くと、おそらくAbemaアプリを使っていて不具合か何かで、実行中のメモリーが足りなくなってアプリが動かなくなったのではと思いました。
とりあえずリブートで様子をみてもらい、次に症状が発生したら写真を送ってもらうことにしました。
原因はなんとアレでした!
数日後、再度状況を確認してみたところ、写真が送られてきました。
その写真をみてビックリ。これはヒドイ。。。
左上に、"[AD]"の文字。つまり、広告です。
うちの母のブログはアメブロのアプリを利用したものです。私が、母のためにAbemaアプリをインストール指導して使ってもらっています。そのアプリの一部には広告が表示されるようになってるのですが、「メモリーがいっぱいです」の正体は、Abemaアプリに配信された広告だったのです。
調べたところ、以下のような「スピードクリーナー」というスマホ最適化のAndroid アプリの広告だったのです。もちろん、スマホのメモリーがいっぱいなわけではないので、問題なくスマホが使えます。
わからない人にとっては、とても迷惑な詐欺のような広告。
ちなみに、上の写真。70代の母は、自分のスマホの画面をまずは、父の携帯で撮り、父の携帯にその写真を表示させた上で、母自身のスマホで取り直して母のLINEで送ってきました。なんとも微笑ましい技です(笑)
警告表示に対する解決策
(※2021年8月追記)
以下の手順で確認してみましょう。母のケースはAbemaアプリでしたが、YouTubeなど他のアプリを使っている場合も同様です。
- 「メモリーがいっぱいです」の表示の周りに [AD]や「広告」といった表示が無いか確認する
- [AD]や「広告」という表示がある場合は、意味のない広告なので押したり触ったりせずに単に無視する
- [AD]や「広告」が表示されていない場合は、別の原因でしょう(このページの説明とは異なるので、別のサイトの説明を探してみて下さい。ごめんなさい)
1で広告だということであれば、この表示はスマホの何かの情報を元に表示しているわけではないです。従って、単に無視して全く問題ありません。逆に、広告の誘導に従って、不要なアプリのインストールをする方が後で厄介なことになる可能性があります。
メモリがいっぱいです!にご用心
という訳で、迷惑な広告にご用心です。
押すと、アプリのインストール画面に誘導されますが、不要な人には全く不要なアプリ。ほっとくのが一番。よほど、スマホが遅くて、「最適化」が必要、と思う人でないとインストールしてまで使う必要がないはずです。
こういう広告に引っかからないようにするには、スマホとかパソコンの使い方やスキルはもちろん、ネットの技術や常識に詳しくなる必要があります。小さい頃からの科学技術や数学などに興味を持ってネットの最新事情に精通していくだけの技能を身につける必要があるでしょう。最近ではそういうの「STEM教育」というようですよ↓
それにしても、ヒドイ広告もあるものです。消費者センターに言った方がいいでしょうかね??