自己紹介: 大学編
一人暮らし一年目
大学は東海大学の工学部でした。入学したのは1989年。平成になった年ですね。
大学に入学して、一人暮らしを始めました。一人暮らしだと、友達と遊び呆けて勉強も適当。授業も出たり出なかったり、なんてことになりませんか??
私は、幸いにも選んだアパートが大学からえらい遠いところで、友達が入り浸ることが少なかったです。
また、自分自身勉強が好きなこともあり、自慢じゃないですが、かなり真面目に勉強してた方です。
1年目終わった時の成績は電子工学科で4番手だったと思います。え?みんな意外と勉強できないのね、と正直思いました。(偉そうで、すみません)
軽音楽クラブ活動
私は、高校時代は、吹奏楽部でチューバを吹いていました。全国大会に出場したこともあります。
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吹奏楽は、お堅い曲ばかりではなく、歌謡曲やポップスなどを演奏します。そのような曲を演奏するときは、当然ながらドラムやエレキベース、エレキギターなどを入れることもあります。
私は、チューバ吹きでしたが、そういったジャンルの曲を演奏する時にはエレキギターに持ち替えて演奏したものです。
そして、エレキギターが好きが講じて、大学に入学してからは軽音楽系のクラブに入部。バンドを組もうと思いました。しかし、ちょっと軽い音楽系クラブ。青い青年の私は、意外とメンバーの自主性にお任せなんだなと思ったものです。
吹奏楽だと、パートが決まっていて、クラブに入ってもそのパートの先輩が面倒見てくれたりして、新入生に手厚いイメージがあります。
しかし、軽音楽というのは少人数のグループをいくつもつくるクラブ。気の合うメンバーを見つける出会いの場がこの軽音部という感じですね。
そして、バンドを組むってなかなか難しい。
なぜなら、軽音部といってもカチッとした音楽ジャンルは決められていません。皆それぞれ、やりたい楽曲の幅が広いのです。中々メンバーの趣味を合わせられるものではないと感じたものです。
私の場合、ようやくメンバーを見つけてバンドを組んでみたものの、2,3回合わせたくらいであまり盛り上がらずじまい。結局1年経たずにクラブを辞めました。俗に言う幽霊部員かな。
そんな時、同じ高校で吹奏楽部だった友達がオーケストラ・クラブに入っていることを知ります。結果、軽音ではなく、クラシックというか、お硬いイメージの音楽のジャンルに流れることになります。
そして気がつくと、その年の年末には、オーケストラのクラブでコントラバスを始めてたのです。
オーケストラの活動
エレキギターをやっていたとは言え、コントラバスは初めての楽器。しかも弓で弦を震わせるという楽器はやったことがありません。
数か月は、延々とボーイングの練習をしていました。というのも、吹奏楽のチューバ演奏経験で、とにもかくにもロングトーンの練習が重要だと感じていました。ボーイングはそのような一定の音量で発音する行為。ロングトーンの重要性は同じだなと考えたのでした。
ロングトーンの練習は、細く長く均一に音を出すための練習です。
同じ音をボー、っとただただ吹くだけ。ボーイングの練習も同じ要領です。
ずっと均一に音を出せるようになるのが重要。
ギターをやっていたので、弦を押さえる左手は比較的お手の物でした。
結果、半年ほどして、次の定期演奏会の演奏曲、チャイコフスキーの交響曲5番を引きこなし、コントラバスのOBから驚かれる存在になっていたのです。
そうこうしているうちに、コントラバスのOBから他の大学のオーケストラや社会人のオーケストラのエキストラに誘われるようになっていきます。コントラバス演奏者はどこのオーケストラでも不足していて、演奏会の時に頭数を集めるのに苦労していました。
特に東海大学のオーケストラ・クラブは弱小で初心者ばっかりだったので大曲をやるのはとても苦労していました。それこそどの楽器にもいっぱいエキストラが入ってやっと演奏会が成り立つくらい。
エキストラに誘われると良いことがあります。普通、大学のオーケストラは年に1度(だったと思います。2回だったかな?)の演奏会に向けて、同じ曲ばかり練習します。だから演奏できる曲は年に数曲。
一方私は、あちこちのオーケストラにエキストラで出演します。結果、とにかくいろいろな曲を演奏するようになったのです。
大学と大学院の6年間は、そんな感じで、学生コントラバス演奏家として活動し、おかげでかなりの上達ぶり。
あるオーケストラにエキストラで参加したときなどは、個人練習している私を見て、
「音大生かと思いました」
と声をかけてきた方もいるほどの腕前でした。
この活動のおかげで、会社に入って職場のオーケストラを作った際にも、首席奏者としてしばらく演奏させていただく機会を頂いたり、大学のオーケストラで知り合った後輩の今の奥様と結婚することになったりと、いろいろなきっかけを頂きました。
勉強の方は?
勉強の方ですが、1年生で学科で4番だったので、2年目からは試験勉強を強化。
試験期間中は、勉強のプランをしっかり立てて、部活の練習からカチっと頭を切り替えます。
そんな私を見て、よくも頭の切換えができるものだ、と感心する友人もおりました。
おかげさまで、学部時代は、2年目以降毎年首席で授業料免除の待遇を受けておりました。
つづく。